ご挨拶
第103回定時代議員会および同日開催されました理事会におきまして、会長に選出されました川本強です。長きに亘りまして学校歯科保健活動に関与して参りましたが、日本学校歯科医会会長職3期目を迎えるにあたりまして、改めてその重責に緊張致しております。
現在、新型コロナウイルス感染症による恐怖が世界を覆っております。直接的に被害に遭われた先生方はもとより、間接的にも被害に遭われました先生方に衷心よりお見舞い申し上げます。
「新しい生活様式」に伴い変化が求められる中でございますが、先生方におかれましては日々、児童生徒の学校歯科保健活動に対しまして多大なご尽力を賜っておりますことに心よりお礼申し上げます。本会といたしましてはこれからも「予防の1オンスは治療の1ポンドに勝る」精神で常に有益な情報の発信に努めてまいります。
さて、我が国は、平均寿命・健康寿命ともに世界トップクラスであります。それを成し遂げた要因の一つとして、ライフステージの中でも最も大切な出発点、児童・生徒期における学校歯科保健活動があったと推察致します。この児童・生徒の時期に獲得した「生きる力」を、ライフステージ後半においては「生き抜く力」に昇華してもらうことが、私達日本学校歯科医会の究極の念願であり、これからの大きな課題と思っております。
心身ともに健康な次世代の国民の育成にお力添えを賜わりますよう衷心よりお願い申し上げます。
日本学校歯科医会
会 長 川本 強